参加記録: Incident Response Meetup vol.1

2024年1月16日に開催された Incident Response Meetup vol.1 に現地参加してきました。

タイムテーブル

  • キートーク『システム障害対応学んでいきたい勢におくるインシデントコマンダー超入門』 木村 誠明さん(「システム障害対応の教科書」著者)
  • 『オンコール担当がインシデントコマンダーを担う仕組みづくり』 あんどう @integrated1453(株式会社ユーザベース)
  • 『最速でサービス復旧をするための備え』 じょーし @paper2parasol(Sansan株式会社) 『Wantedlyの障害対応文化とそれを支える基盤』 irotoris @irotoris(ウォンテッドリー株式会社)

スライド

木村さん

ポップで遊び心に溢れながら、時事ネタも交えつつ芯を突いた内容で大変勉強になりました。 懇親会でもいろいろとお話し伺えてとても楽しかったです。

書籍も大変参考にさせていただいております。

改訂版を準備中とのことで、さっそく予約購入しました。

あんどうさん


ご紹介のあった PagerDuty さんの インシデント・コマンダー に関するページは以下

ueokande.github.io

じょーしさん

irotoris さん


Wantedly さんが公開されている「障害対応の心構え」のページは大変参考になりそうです。

docs.wantedly.dev

メモ

障害の定義

「障害」「インシデント」という言葉は現場によって定義や扱いが全然違いますよね。 キーノートで発表いただいた木村さんのセッションの中では、次の定義でお話しをいただきました。

「障害対応の文化?それとも、定義やルールがないだけ?」

個人的に一番記憶に残ったのがこの部分でした。 障害対応するとき、情報共有の不足を感じたり、気づかないうちに障害改修が進められてたりする場合に、それは文化やメンバー個々の問題というよりは、障害レベルや障害発生時の連絡範囲が未整備であるだけなのでは?というコメントがありました。

まとめ

お話しを伺って、個人的な現状ではインシデントコマンダーをどうするかというよりも、インシデント管理をどうやってくかをまずは考えるのが重要だなと思いました。

その他の気になる X ポスト

関連

「偉大な習慣を身につける」ということ

牛尾 剛 さんの 世界一流エンジニアの思考法 (文春e-book) を読んでいます。

第1章でケント・ベックの言葉として紹介されている次の一節が心に残りました。

私は偉大なプログラマではなく、偉大な習慣を身につけたプログラマ

書籍を通して紹介されている「思考法」「メンタルモデル」の中でもポイントとなる点だと思います。

世間一般でも、身近なところでも、素晴らしい成果を残している方とそうではない自分を比較すると、人間的な(身体的な)違いに大きな違いはない。 しかし確かに違う「決定的な違い」の要因となるのは、「習慣」「メンタルモデル」であって、それによって変わる日々の行動の積み重ねが結果に繋がるのだなと思い知らされました。

何ごとも「完了」させてみる

牛尾 剛 さんの 世界一流エンジニアの思考法 (文春e-book) を読んでいます。

平易な文章で気付きに溢れた思考法がまとめられており、久しぶりにブログを書いてみようと思う程度には良い内容の本だと思いました。

特に『掃除で「人生をコントロールする感覚」を取り戻す』という節にあった次の一文が印象的でした。

あれ、もしかすると今まで散らかっていたのは、「完了」させていないからではないか?

時間に追われ、なだれ込む情報を捌くことに精一杯になり、目の前の1つ1つのことを完了させないままにしてしまっている。 そんな自分の状況と重なり、1つ1つ「完了」させることに意識を向けたいなと思いました。

Amazon で最近買った本 2022年01月-05月

積読こそが完全な読書術である」らしいけど、あまりにも積ん読のままな本が増えてきたので供養のために今年これまでに買った本をまとめてみた。

もくじ

1月

正直不動産

この記事(マンションを買った(1/3)|Katsuhiro Ogawa|note)を読んだら正直不動産についての記載があって興味が湧いたので購入した。不動産業界の内側を垣間見ることが出来た気がして読み込みがいのある漫画だった。NHKでドラマにもなるらしい。

THE CULTURE CODE ―カルチャーコード― 最強チームをつくる方法

社内Slackで話題になってて購入。まだ読めてない。

エンジニアの知的生産術

購入経緯を思い出せないけど買っていた。まだ読めてないけど面白そう。

フェイスブック流 最強の上司

購入経緯を思い出せないけど買っていた。まだ読めてない。

新版 コーチングの基本

社内のナレッジベースで紹介されていたので購入。まだ読めていない。

幸福論(ラッセル)

社内イベントでオススメされてたので購入。まだ読めていない。

2月

ウォー・フォー・タレント

社内で話題になっていたので購入。まだ読めていない。

レゴ――競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方

同僚がオススメしてたので購入。まだ読めていない。

Clean Agile 基本に立ち戻れ

社内Slackで話題になっていたので購入。まだ読めていない。

アジャイルソフトウェア開発

社内Slackで話題になっていたので購入。まだ読めていない。

ソフトウェアアーキテクチャの基礎

気になっていたので購入。実は同僚の名前が載っていたというのを後で知った。まだ読めていない。

IT全史 情報技術の250年を読む

情報通信やコンピュータ技術の歴史が好きなので購入。1700年代の腕木通信に始まり、情報通信に関する変遷を俯瞰的に眺めることが出来る良本。オススメ。

システム運用アンチパターン

システム運用してて興味のある分野なので購入。まだ読めていない。

図解 組織開発入門

社内でオススメされてたので購入。まだ読めていない。

3月

入門 考える技術・書く技術

以前から気になっていたので購入。まだ読めていない。

ITエンジニアのための偶然から始めるキャリアプラン

社内Slackで話題になっていたので購入。まだ読めていない。

最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか

同僚との会話で話題になっていたので購入。まだ読めていない。

カンバン仕事術

仕事を進める上で所属チームの前提知識となりそうだったので購入。つまみ読みだけした。

データベースリライアビリティエンジニアリング

X Reliability Engineering に興味が湧いたので購入。まだ読めていない。

4月

心理的安全性のつくりかた

社内の雑談で話題になっていたので購入。まだ読めていない。

スマホ

社内の雑談で話題になっていたので購入。まだ読めていない。

実用 Go言語

Goに慣れたいので購入。読んだけどもう少し前の知識が必要かなと思ったので A Tour of Go を先にやった。

MarketHack流

広瀬隆雄さんの書籍。少し古い本だけどいまも参考になる考え方がちりばめられている。

詳解 インシデントレスポンス

同僚が社内Slackで話題にしてたので購入。主に情シス系のエンジニア向けの本だと思った。

カラー図解で一番やさしい! 電気のことがわかる事典

電子工作を始めてこのあたりのことをおさらいしたかったので購入。読みかけだけど分かりやすい。電子工作系YouTuberの方がオススメしてた。

わかる! 電子工作の基本 100

電子工作系YouTuberの方がオススメしてた。まだ読めてない。

実践Arduino! 電子工作でアイデアを形にしよう

電子工作系YouTuberの方がオススメしてた。まだ読めてない。

5月

UNIXという考え方―その設計思想と哲学

ゆる言語学ラジオで堀本さんが紹介してて、以前から気になってた本でもあるので購入。UNIXの哲学について薄い本にまとまってて良かった。

それがぼくには楽しかったから

Linux Torvalds の半生と LinuxOSS についての本。Linuxの技術的な部分やLinux誕生前後の技術的な情報が含まれると記載されていると期待してたけど、どちらかというと Linux 自身とオープンソースについての内容が多かった。

スーパーユーザーなら知っておくべきLinuxシステムの仕組み

Linuxの技術的な情報について網羅的・体系的に理解したかったので購入。内容としては LPIC Level-1 に近いようなもので、薄く浅い感じがした。

キングダム 64

紙本と一緒のタイミングで発売して欲しい。

オープンソースワールド

前述の「それがぼくには楽しかったから」で紹介されていたので購入。

オープンソースソフトウェア―彼らはいかにしてビジネススタンダードになったのか

前述の「それがぼくには楽しかったから」で紹介されていたので購入。

Docker実践ガイド

このTweetを見て購入した。

まだ読んでない。

『詳解 シェルスクリプト』を買ってみた

実践Terraform の著者の @tmknom さんが Twitter で紹介する本がどれも興味をそそるので、たまに誘惑に負けて買ってしまうのですが、このシェルスクリプト本はとても面白そうで思わず購入してしまいました。

2006年出版の本ではありますが、現在でも実用に耐えうる知識が満載のようです。

章レベルの目次は次の通りです。

はじめに
1章 イントロダクション
2章 さあ始めよう
3章 文字列の検索と置換
4章 文字列処理ツール
5章 パイプラインの魔法
6章 変数、条件分岐、繰り返し
7章 入出力、ファイル、コマンドの評価
8章 実践的なスクリプトの例
9章 ファイル操作
10章 移植性と独自の拡張
11章 シェルスクリプトとセキュリティ
付録 主要なUnixコマンド

シェルを書き始めてからはや10年ほど経ちますが、現場での経験をベースにした知識が主なので、この機会に体系的なシェルスクリプトの理解を得たいなと思います。